ここ一年半くらいのツイートを整理がてらまとめました。ほぼ『いただきます(VIPRPG)』の萌え語りしかしていません。あたかも考察のような文体で語っているものもありますが、全部妄想です。
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ベントラーが自分からベントラーと名乗り始めたとは考えづらく(実際自己紹介でも名乗っていない)、「いつもベントラーベントラー言ってるしお前今日からMr.ベントラーな」的な感じで渾名されたのだと思いますが、それを受け入れて普通にベントラーとして生活しているのが彼の可愛いところです
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2022年10月14日
ベントラーにとって「ベントラー」は宇宙と交信するための単語であって、ニックネームとして自称するようなものでは無いはず。
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『アメイジング・グレイス』の成立を鑑みると教授って結構後ろ暗い過去があるんでしょうか
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2022年10月25日
「……ふん、貴様に説教されるとはな」の台詞からはそういう含みを感じ取れないこともない……気がします
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2022年10月25日
『アメイジング・グレイス』のすごくざっくりとした成立:奴隷貿易に関わっていたジョン・ニュートンという人物が大嵐から生き延びたことをきっかけに神の存在を信じるようになり、賛美歌として作詞した。
教授が亡くなったタイミングで『アメイジング・グレイス』が流れるのは、彼にジョン・ニュートンのような後ろ暗い過去があることを暗示しているのだと考えることも出来る。とすると、彼が最期に語った「人から与えられたもので生きてきた」は「人から奪って生きてきた」という懺悔をロスター:記憶喪失の為世界情勢を知らないイレギュラー 向けにマイルドに表現していた可能性がある。
教授と親交の深いベントラーは彼の過去を把握していたからこそ「貴様は我輩の不公正を咎められるような無辜の人間ではないだろう」というような含みを込めて「……ふん、貴様に説教されるとはな」と言い捨てたのかもしれない。
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ベントラーの無謀な計画にロスターまで巻き込むのは不公正だと咎める正しさを持ち合わせているのなら、左手の小指を請うてきたスタービンに「自分の欲を満たす為に人を傷つけるのはいけないことだ」と諭してやるべきだったのでは?
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年1月28日
とはいえ教授がスタービンに情操教育を施してやる義理は無いんですが
……いや、教授は「自分が決断から逃げた所為で第三者に殺させてしまった人間の肉を食べた」ことを気に病んでいたので、躊躇なく人に包丁を振り下ろして食らえるスタービンの在り方はむしろ正しく映っていたのでしょうか
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年1月28日
教授はなぜスタービンに左手の小指を切り取らせたのか? という問いには無数の仮説が考えられますが、敢えてロマンチックに解釈するならば「食べ物以外に興味を持てないスタービンに自身を食べ物だと認識させることで人間へ関心を向けさせ、彼の情緒的発達を促してやりたかった」になると思います。
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真っ当に解釈するならば、3DAYのアレに餓え以外の動機など無いのでしょうが「スタービンは自らの左手を切り落としたことがある」という事実が開示されるのがよりにもよって「教授の左手(の小指)を切り落とした直後」なので、なんというかこう只ならぬ情念みたいなものを感じてしまうんです
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年2月6日
自分がいつか味わったものと同じ痛みに悶える教授をどんな気持ちで眺めていたのか
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年2月6日
これで教授の利き手が左手だったりしたら、スタービンがあえて左手をチョイスしたことにさらなる「行間」が発生し、ヤバいことになるので教授の利き手は右なのだと思うことにしています。
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最期に会いに行く相手に何故一番関わって日の浅いロスターを選んだのか疑問だったのですが、もしかするとロスターただ一人を訪ねたわけではなく全員に挨拶して回っていたのでしょうか?
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年2月13日
ロスターの部屋を訪ねた後スタービンの部屋に行き、自分や隣人が屠殺されるかもしれないという不安など露ほども持たず呑気に熟睡している彼の寝顔を暫く眺めてから外に出た……という可能性
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年2月17日
願望から逆算して考察するんじゃない
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年2月17日
願望:スタービンは教授が死ぬと自分が生きる意味を見失う程に教授へ感情を向けていたのだから、教授の方もスタービンにそれなりの愛着を持っていて欲しい
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食事の時間に呼びに来てくれるが基本一緒に行ってはくれないのを面倒見の良さで括って良いものか……?
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年2月25日
「一位と最下位以外に意味がない=参加者が増えても利益に繋がらない」ゲームにルール説明の手間を要するロスターを誘ってくれるし戦術のアドバイスもしてくれるのは面倒見が良いと言えるかも
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年2月25日
今見返すと突っ込みどころの多いツイート。
「一位と最下位以外に意味がない=参加者が増えても利益に繋がらない」から、ゲームにロスターを誘うのは親切心によるものという主張は破綻している:ゲームに不慣れな人間を参加させることには「最下位を押し付けやすい」というメリットがあるため。
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「気に病むことはない」と伝えられたおかげでかえって「本来は気に病んで然るべき」というプレッシャーを感じてしまうロスター
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年3月4日
リスティがスピーカーになったのは、気違いと思われたくないからという以外にも「彼女なりに気を遣って選んだ言葉が相手を傷つけたり、激昂させたりしてしまう」ことを苦にしたからではないか。
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なぜ男性陣は暑い中長袖を着ているのでしょうか。
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年3月20日
縫製工場が稼働停止しているのに半袖の需要が増大、家畜に回せるような服は余った長袖しか無いから?
立ち絵の元素材:びたちー素材館 が長袖だからと言われればそれまでですが……
オゾン層が破壊されているなどの理由で現代よりも太陽光が有害になっているからという説も考えられます。
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佇む女のツインテールを毎朝結ってやるリスティ
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年3月22日
逆に、容姿の優劣が生存に直結する生活を送っていたために見目を整えるのが得意な佇む女がリスティの髪を手入れしてあげていても良いです。佇む女にツインテールにされるリスティ、見てみたくないですか?
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3DAYで「戻った」を選択した時、スタービンだけは記憶喪失を連想していない
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年3月27日
1DAYでロスターの記憶喪失に対して懐疑的でしたが、もしかしてまだ信じていないんでしょうか
あるいは「ここに来る以前の記憶がないんだ」と言われた事自体忘れてしまっているのか
ベントラーの皮肉を理解できなかったり(3DAY)、「私はリスティ」と言われてロスターがリスティなのだと解釈したり(没データ)、スタービンは言葉を額面通りにしか受け取らない傾向があります。他者への無関心がそうさせるのでしょうか。
しかしその一方「全部理解した上ですっとぼけている」という可能性も否定出来ないのが彼の面白いところです。
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それにしても何故教授とベントラーはあれほど仲が良いというか、相互理解が深いのでしょうね
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年4月3日
「ベントラーはね、この宇宙に漂う地球を
地球を愛していたんだ……」
とか相当な思い入れが無いと出てこない台詞ですよ
ベントラーはベントラーで作中唯一教授の人間的欠点を指摘したキャラクターですし:「教授よ、貴様は消極的過ぎる」
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年4月3日
竹馬の友レベルの絆を何故せいぜい数週間~数ヶ月の共同生活で育めたのか不思議で仕方ありません
まあそれを言ったらせいぜい数週間~数ヶ月の付き合いしかない同居人一人に人生観ぐちゃぐちゃに破壊されてるスタービンは何なんだって話ですがね……
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年4月3日
あの施設、入所から屠殺までどのくらいなんでしょうか。
作中時間が八日+一日なので最短でも九日間、「去年のアレ」の話が出るので最長でも一年未満ということだけは分かるのですが。
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BADEND Cでの死に様を見るに、ベントラーは周囲を安心させるために宇宙人の存在を説いているだけで、彼自身は宇宙人なんて全く信じていないのかもしれないと思えてきました
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年4月11日
BADEND Cでベントラーが自殺した動機は
いくら「我々は宇宙により救われる」と主張しても取り合わず、ただ殺されるのを待つだけのロスターに宇宙という希望を信じさせてやるため、生皮を剥いだ自身の姿を宇宙人だと誤信させようとした:教授はその意図を察したため「今のあれは……ベン…いや、宇宙人だね」と言った
だと思っているのですが、この解釈が正しいとしたら彼自身は宇宙人の存在を信じていなかったことになります。本当に宇宙人が現れると信じていたら自身が宇宙人に扮する必要はない筈ですから。
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8DAYの顛末を鑑みれば、BADEND ABCでベントラーやロスターが死に至った時、その死体はステーキとなって食卓に並べられたのだろうと考えるのが自然です。
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年4月19日
その場合でもスタービンは食欲を喪失していたのでしょうか
「隣人が」死んでしまったから食欲を喪失したのか?
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年4月19日
「教授さんが」死んでしまったから食欲を喪失したのか?
私は後者を推しています。
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4DAYのスタービンはやたらとニヒリスティックで格好良いのですが、しかしアレはロスターの見た幻……そこでAlternate-Universeですよ
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年5月8日
「ベントラーさんの眼球が腐っているのでは……?」←作中随一の煽り
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スタービンは教授の死に人生観が狂う程のショックを受けていましたが、教授の方は仮にスタービンが先に屠殺されていたとしても「素晴らしい隣人の一人を失った」以上の悲しみは無かっただろうと思うと全く心が苦しいですよ
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年5月18日
6DAY、特にBADEND Cでの立ち回りや8DAYの告白を見ていると人情派のように思えるのですが、その一方で「誰が死んだか分からないぐらい沢山死んだよ」「存在価値の分からない物なんていくらでもあるからね」「結局は僕達を殺すまで収納しておく施設」等、恐ろしく淡泊な台詞をさらりと言えてしまうのが教授の魅力だと思います。
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教授がロスターに君付けしているということは、きっとスタービンのことを「スタービン君」と呼んでいた時代もあったんでしょう。
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年5月26日
いつ「スタービン君」が「スタービン」になったのか
女性陣には「さん」「ちゃん」「君」のどれを付けていたのかも気になります。
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「死にたくなったことなんてないんだけどね」言ってのける教授が、4DAYで死にかけたロスターに対して「それはそれで幸せ」と零してしまうスタービンの希死念慮を理解出来た筈がないんですが、「確かにそうだねえ」と肯定してやっているところに優しさを感じます
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年6月7日
理解出来た筈がない、というより共感出来た筈がない、ですね。
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年8月2日
彼は集団自殺について問われた時「勿体無いという意見も多かったけど、僕は仕方の無い事だと思うよ」と理解を示していますから
ところで「集団自殺」という電波を選択した時のこの発言、割と露骨にスタービン:「僕は……勿体無いという事しか……覚えていませんがね……」 と対になっていてグッと来ます
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年8月2日
「あれは……勿体無いという意見も多かったけど、
僕は仕方の無い事だと思うよ」
「僕は……勿体無いという事しか……
覚えていませんがね……」
2DAYの自由会話パートで教授とスタービンを続けて選択した場合、「相手の発言を暗に非難している」といった雰囲気になり、味わい深い。
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「酸素を吸った僕達の声は…酸素の声でしょうか……?
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年6月27日
いや、イモムシの声……?」
「いえ、話の内容を尋ねるつもりはありません……」
この「いや」と「いえ」の使い分けによりスタービンは脳内では結構砕けた口調なんだろうなと邪推出来て可愛いです
その割にはスタービンが親しい人相手にタメ口で話すイメージが湧かない……というより、そもそも彼に「親しい人」はいるのだろうか。
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果たしてスタービンは教授のことを正しく享受だと認識出来ていたのでしょうか。
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年7月9日
彼が教授を教授だと思っていたか享受だと思っていたかで解釈が180度変わってくるんですが
スタービンが教授を「教授さん」と呼んでいるとすると、敬称を含んだ名詞に敬称をつけていることになり、二重敬語になってしまうので彼は「享受さん」と呼んでいたのではないか
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年12月4日
教授のニックネームについては
1 彼が自らを「享受」と名乗り、周囲も「享受」と呼んでいる。
2 彼は自らを「享受」と名乗ったが、周囲は「教授」だと思っている。
3 周囲が「教授」と名付けたが、彼は「享受」だと思っている。
4 周囲が「享受」と名付け、彼も「享受」だと思っている。
の4パターンあり、そこからスタービンがどう認識していたかで更に8パターンに膨れ上がる。
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一応ノイローゼ患者の治療も兼ねているあの施設が患者の手が届くところに包丁を置いておくとは考えづらい
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年7月18日
スタービンは何故包丁を持っていたのか
入居者同士で殺し合ってくれれば職員が手を下す必要がなくなるから……という理由で黙認されていたんでしょうか
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年7月18日
職員が上記のような意図であえて包丁を患者の手の届くところに置いていたので無いとすると、スタービンが彼らの目を掻い潜ってシャバから密輸し、あの瞬間まで隠し持っていたことになります。
……しかし、何の為に?
スタービンには希死念慮があることを仄めかす台詞がある:「死にたくなる事もあります……」「それはそれで……幸せかもしれませんね……」 ので、彼はあの包丁で自殺する予定だった……あるいはそこまで行かずとも、自殺出来るようにしておきたかったのかもしれません。
世紀末を生きる我々が最後に頼れるのは生命保険でも年金制度でもない。その気になればいつでも死ねるという安心感だ。
引用元:『完全自殺マニュアル』
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スタービン最大の可愛げは教授の死によって引き出されたものなので当の教授はそれを知る由もないというのが惜しいところであり美味しいところでもあり……
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年7月24日
可愛げ:「生きているか分かりませんが……」とか教授に興味なさそうなこと言っておいていざ彼が死んだら悲しい通り越して自分が生きる意味すら見失ってしまう青さ
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年7月24日
惜しいところであり美味しいところでもあり……(ろくろを回す)
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ベントラーが佇む女を「ビッチ」呼びしているおかげで、新入りの女が深夜個室に押しかけてきて何事かと思ったら「セックス、する?」されてめちゃくちゃ狼狽えたんだろうな……みたいな邪推が出来て微笑ましいですね
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年8月13日
逆に上のような一幕も無く「ビッチ」呼びしているとしたら、残る可能性は「元性的奴隷という過去をめちゃくちゃライトに捉えている」くらいしか思いつかない。
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「美味しい」とよく言う人は乳首で感じやすい、という俗説を耳にして、誰とは言いませんが、総プレイ時間1時間無いような短いゲームの中で30回近くも「美味い」と言っていた彼を思い出したんです
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年8月18日
味覚と性感についての論文を見つけようとして一時間半くらい格闘したんですが、見つけられませんでした。
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「食欲>それ以外の全て」という揺るぎ無い世界の中で生きていたスタービンが8DAYのあの瞬間「教授>食欲」つまり「教授>それ以外の全て」になっていたの、物凄くないですか?
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年8月29日
これを主張したいがためにはてなブログとXをやっていると言っても過言ではないです。
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母に「スタービンはなぜあれほど教授のステーキに拒絶感を示したのか」尋ねたら「自分が口をつけたものを他人にも食べられるのが嫌だったんでしょ」と即答されて、いつの間にそんな私のツボを押さえた回答を用意していたのかと恐ろしくなりました
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年9月4日
別に用意していたとかでは全くなく、その場で適当に考えただけだとしたら、それはそれで恐ろしい。
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電車内で聞く
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年9月15日
We will be changing to another track. If you are standing,please hold on hand-traps or rail.
のstandingをstarvingに空耳する始末
最近はさらに悪化して、丁寧語かつ末尾に三点リーダーが付いている文章は全部スタービンの声で再生されます。スタービンに声など無いというのに……。
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ゲームに勝ったスタービンの「トップの僕がいただきます……」って、アレめちゃくちゃ可愛くないですか?
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年9月21日
ゲームの結果はプレイヤーも含めた全員が知っている以上「僕がいただきます」だけで十分台詞として成立するのに敢えての「ト ッ プ の 僕 が」ですよ
ラストシーン以外でタイトル回収する唯一の台詞という点も見逃せない
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年9月21日
あれだけ食事シーンの多い作品でありながら「いただきます」という台詞が出てくるのがここを除くと8DAY、職員の「ロスターさん……いただきます……」しか無く、ネームドキャラでタイトル回収するのはスタービンのみという事実。
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『いただきます』作者さんの「JK」、ずっと女子高生を意味するネットスラングに由来しているのだと思っていたのですが、最近は「常識的に考えて」の方なのかもしれないと思えてきました
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年9月27日
『いただきます』作者さんの他作品は『晴れた朝など二度とこない』『チンコリウム』しか把握出来ておらず、尚且つその二作品はそれぞれ「同じペンネームの別人作」である可能性が否定出来ないので何の情報も掴めていないに等しい。
元気にご活動されていれば良いのですが。
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あんな境遇に身を置きながら「朝に死にたくなることはないなあ」「まあ、僕は死にたくなったことなんてないんだけどね」とか言って毎晩グッスリ快眠というのも、それはそれで通常の感性ではないような気がします
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年10月12日
「起きてすぐに死にたい衝動に駆られても、しばらくぼーっとしてれば治まるんじゃないかな?」の剛気さもスゴい
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年10月12日
だからこそスタービンの希死念慮:「それはそれで……幸せかもしれませんね……」 に「……確かにそうだねえ」と切り返したのがとても特別なことのように思えるんですよね
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年10月12日
例えば「そうかもしれないね」のように否定も肯定もしない中立的な反応なら「らしい」なと思うだけなのですが
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年10月12日
教授は「~したいか?」ではなく「~するべきか?」で考える人間であるため、「死にたい」という発想が端から存在しない。したがって彼が自殺を志向した場合、言語化されて出てくる台詞は「死ぬべきだった」となる。
◆教授
でもね、
殺さなかったなら食べなければよかったんだよ。
食べずに死ぬべきだったんだ引用元:『いただきます』
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ロスターと話す教授の口から「勿体無いという意見も多かったけど……」のくだりを聞き取って何となく面白くない気分になるスタービン
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年10月26日
(普通の人間と違って僕は)勿体無いという事しか覚えていませんがね、というようなニュアンスを薄っすらと感じる……ので「多かったけど」で括られるのは結構屈辱なのではないでしょうか
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年11月2日
スタービンのことを恐ろしく特異な人間だと思っていたのですが、ここ最近は「あの状況において彼のような人間はありふれていて、むしろ教授の方が少数派なのではないか」という気もしてきています。
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『ブレイカーハーツ』『ダンジョンリピーター』のような、戦闘前にキャラクターの行動条件分岐を設定するゲームシステムが好きなのですが、ジャンル名が確立されておらず非常に探しにくいのが辛いところです
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年11月11日
雑多垢のつもりで運用しているのですが、こうして振り返ってみると『いただきます』に関連しないツイートがほぼこれしか無くてビビりました。
今年プレイしたゲームで特に印象に残っている作品は『バタフライアゲイン』『サナトリウムの雌豚』『242polyrhythm』です。
「アダルトシーンを基準にシナリオが進行する為、物語の構成が掴みやすい」「レビューサイトの使い勝手が良い」「割引率の高いセールが頻繁に開催される」等の理由で専ら成人向けゲームを好んでプレイしているので、エロに偏れない話をしようとすると『いただきます』関連の話題しか出てこないんですよ。
まるで『いただきます』のことはエロい目で見ていないかのような言い草ですね。
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教授が人生最期の日に敢えてロスターの部屋に立ち寄り、自分のニックネームは「享受」なのだと伝えたのは
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年11月11日
何も選ぶことができずただ享受するのみだったことへの自虐なのか?
あるいは屠殺の運命すら享受するという覚悟の表明なのか?
教授が「享受」と名乗っていることに彼の思想的な含みは一切無く、ただ単に本名が「享十郎」であるから……だったとしたら……
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年11月11日
それはそれで彼らしくて大いにアリです
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年11月11日
「享十郎」にしようか「享十朗」にしようか一時間くらい迷いました。
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『いただきます』をタイトルに冠するゲームで食欲要素を一手に引き受け、作品のテーマカラーとほぼ同色のシルエットを持ち、分岐によってはタイトル回収までする割にシナリオ上のキーパーソンというわけではなく、彼がいなくてもロスターの物語は十分成立するところが秀逸だと思います
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年11月20日
キャラクターの濃さを「主人公との関わりの深さ」と定義するなら、スタービンはあの5人の中で最もキャラが薄いと言っても過言ではありません
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年11月20日
人生最期に会いに行く相手にロスターを選んだ教授、宇宙人という希望を信じさせるためだけに自らの生皮を剥いでみせたベントラー、ロスターと過去を共有しながらも彼の平穏のため語らずにいることを選び破綻したリスティ、例え拒絶されようと連日ロスターの部屋に通い性交渉を持ち掛け続ける佇む女……
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年11月20日
と、各々ロスターにかなりの感情を向けていることが読み取れるのですが、ではスタービンにその手のエピソードがあるかというと、最大限情緒的に解釈しても「眠るように死ねていたら幸せだったろうにと哀れんでいた」くらいしかないんですよね。
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年11月20日
まだロスターが見た悪夢の中の彼の方が情を感じる
だからこそ8DAY、教授のステーキにあのような反応を示していたのがとんでもないことのように感じられて、惹きつけられるんです
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年11月20日
『いただきます』がもし「教授固定ではなく、自由会話パートで一番話しかけた回数が多いキャラクターが8DAYに訪ねてきて屠殺される仕様」だったら……というテーマでよく妄想するのですが、どうしてもスタービンが最期の日にロスターに会いに来る理由が思いつかず、膠着しています。
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教授と並ぶと明らかに身体が薄いので、スタービンって……可愛いなあ……などと思いかけるのですが、その度に彼は片手で容易に人骨を断ち切れる剛腕の持ち主だということを思い出して事なきを得ます
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年11月26日
スタービンが華奢なのではなく、教授が時代にそぐわず体格に恵まれ過ぎているのではないか
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年12月18日
・自分の手を汚さずとも人肉を食べられる
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年12月19日
・倒れる程暑さに弱い=比較的涼しい環境で過ごせていた
・甘い味付けを好む:飢饉下において甘味は貴重品(であることが多い)
・大規模集団自殺が多発するような世界情勢にもかかわらず「僕は死にたくなったことなんてないんだけどね」
施設に来る前の教授はかなり恵まれた境遇であったと察せられるので、それがキャラクターデザインにも反映されているのでしょうか
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年12月19日
>甘い味付けを好む
3DAYにてベントラーが「甘過ぎる」と評したゴキブリに「今日の味付けは僕好みだね」とコメントしていたことから挙げましたが、ベントラーの言う「甘い」が「砂糖や蜜 (みつ) のような味である。:デジタル大辞泉」ではなく「塩けが少ない。辛くない。:デジタル大辞泉」の意であった場合はこの限りではありません。
また「飢饉において甘味は貴重品」というのはそもそも平時でさえ甘味が贅沢品であった時代の記録を元にした話であり、人工甘味料が普及しているであろう近未来の飢饉に当てはめられるのかは微妙なところです。
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スタービンの立ち絵の元素材名が「ホスト.png」だと知ってから、私の中のスタービンがどんどんチャラくなっていくんです
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年12月10日
しかし本編の彼にホスト要素は無いよな……ひょっとして教授に妙な執着を示していたのは「チャラ男、人生初めてのガチ恋」みたいなニュアンスの表現だったのだろうか……いや、施設に放り込まれる前の彼がある種の風俗業で生計を立てていたことを暗示しているのではないか……等と迷走していたのですが、最終的に「髪を伸ばしっぱなしにしている男性の立ち絵として選定した素材がたまたまホスト.pngというファイル名だっただけ」だと思い至りました。
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左手の欠損を気にしているから、スタービンは「両手を」ポケットに入れているのでしょうか?
— 赤雲トメイ (@acccountmay) 2023年12月26日
左手だけ突っ込んでいるといかにも「左手を隠している」といった風情になりますが、両手を入れている分には単に「マナーが悪い」で済みますからね
尤も、ポケットに手を入れたまま腹を殴ることは出来ませんし、「見ての通り」僕に左手はありません……と言っているからには、常にあの立ち絵のように手を隠しているわけではないのでしょう。
■総括
はてなブログに登録し、『スタービンはなぜ教授の左手の小指を切り取ったのか?』を投稿してからおおよそ一年が経過しました。
「2DAY時点では教授の生死に無関心だったスタービンが8DAYのステーキにあれほど衝撃を受けていたのは3DAYで彼の小指を切り取って舌に乗せ、食べ物として認識してしまっていたから」
というひらめきを得てからアレを書くまで、何故か一年も寝かせていたので、実際には二年以上『いただきます』について考えていたことになります。考えていたというか、今も考えています。たぶん来年も考えていることでしょう。
2024年もよろしくお願いします。