2022年と2023年のツイート

ここ一年半くらいのツイートを整理がてらまとめました。ほぼ『いただきます(VIPRPG)』の萌え語りしかしていません。あたかも考察のような文体で語っているものもありますが、全部妄想です。

 

 

ベントラーにとって「ベントラー」は宇宙と交信するための単語であって、ニックネームとして自称するようなものでは無いはず。

 

アメイジング・グレイス』のすごくざっくりとした成立:奴隷貿易に関わっていたジョン・ニュートンという人物が大嵐から生き延びたことをきっかけに神の存在を信じるようになり、賛美歌として作詞した。
教授が亡くなったタイミングで『アメイジング・グレイス』が流れるのは、彼にジョン・ニュートンのような後ろ暗い過去があることを暗示しているのだと考えることも出来る。とすると、彼が最期に語った「人から与えられたもので生きてきた」は「人から奪って生きてきた」という懺悔をロスター:記憶喪失の為世界情勢を知らないイレギュラー 向けにマイルドに表現していた可能性がある。
教授と親交の深いベントラーは彼の過去を把握していたからこそ「貴様は我輩の不公正を咎められるような無辜の人間ではないだろう」というような含みを込めて「……ふん、貴様に説教されるとはな」と言い捨てたのかもしれない。

 

教授はなぜスタービンに左手の小指を切り取らせたのか? という問いには無数の仮説が考えられますが、敢えてロマンチックに解釈するならば「食べ物以外に興味を持てないスタービンに自身を食べ物だと認識させることで人間へ関心を向けさせ、彼の情緒的発達を促してやりたかった」になると思います。

 

これで教授の利き手が左手だったりしたら、スタービンがあえて左手をチョイスしたことにさらなる「行間」が発生し、ヤバいことになるので教授の利き手は右なのだと思うことにしています。

 

願望:スタービンは教授が死ぬと自分が生きる意味を見失う程に教授へ感情を向けていたのだから、教授の方もスタービンにそれなりの愛着を持っていて欲しい

 

今見返すと突っ込みどころの多いツイート。
「一位と最下位以外に意味がない=参加者が増えても利益に繋がらない」から、ゲームにロスターを誘うのは親切心によるものという主張は破綻している:ゲームに不慣れな人間を参加させることには「最下位を押し付けやすい」というメリットがあるため。

 

リスティがスピーカーになったのは、気違いと思われたくないからという以外にも「彼女なりに気を遣って選んだ言葉が相手を傷つけたり、激昂させたりしてしまう」ことを苦にしたからではないか。

 

オゾン層が破壊されているなどの理由で現代よりも太陽光が有害になっているからという説も考えられます。

 

逆に、容姿の優劣が生存に直結する生活を送っていたために見目を整えるのが得意な佇む女がリスティの髪を手入れしてあげていても良いです。佇む女にツインテールにされるリスティ、見てみたくないですか?

 

ベントラーの皮肉を理解できなかったり(3DAY)、「私はリスティ」と言われてロスターがリスティなのだと解釈したり(没データ)、スタービンは言葉を額面通りにしか受け取らない傾向があります。他者への無関心がそうさせるのでしょうか。
しかしその一方「全部理解した上ですっとぼけている」という可能性も否定出来ないのが彼の面白いところです。

 

あの施設、入所から屠殺までどのくらいなんでしょうか。
作中時間が八日+一日なので最短でも九日間、「去年のアレ」の話が出るので最長でも一年未満ということだけは分かるのですが。

 

BADEND Cでベントラーが自殺した動機は
いくら「我々は宇宙により救われる」と主張しても取り合わず、ただ殺されるのを待つだけのロスターに宇宙という希望を信じさせてやるため、生皮を剥いだ自身の姿を宇宙人だと誤信させようとした:教授はその意図を察したため「今のあれは……ベン…いや、宇宙人だね」と言った 
だと思っているのですが、この解釈が正しいとしたら彼自身は宇宙人の存在を信じていなかったことになります。本当に宇宙人が現れると信じていたら自身が宇宙人に扮する必要はない筈ですから。

 

私は後者を推しています。

 

ベントラーさんの眼球が腐っているのでは……?」←作中随一の煽り

 

6DAY、特にBADEND Cでの立ち回りや8DAYの告白を見ていると人情派のように思えるのですが、その一方で「誰が死んだか分からないぐらい沢山死んだよ」「存在価値の分からない物なんていくらでもあるからね」「結局は僕達を殺すまで収納しておく施設」等、恐ろしく淡泊な台詞をさらりと言えてしまうのが教授の魅力だと思います。

 

女性陣には「さん」「ちゃん」「君」のどれを付けていたのかも気になります。

 

「あれは……勿体無いという意見も多かったけど、
 僕は仕方の無い事だと思うよ」
「僕は……勿体無いという事しか……
 覚えていませんがね……」
2DAYの自由会話パートで教授とスタービンを続けて選択した場合、「相手の発言を暗に非難している」といった雰囲気になり、味わい深い。

 

その割にはスタービンが親しい人相手にタメ口で話すイメージが湧かない……というより、そもそも彼に「親しい人」はいるのだろうか。

 

教授のニックネームについては
1 彼が自らを「享受」と名乗り、周囲も「享受」と呼んでいる。
2 彼は自らを「享受」と名乗ったが、周囲は「教授」だと思っている。
3 周囲が「教授」と名付けたが、彼は「享受」だと思っている。
4 周囲が「享受」と名付け、彼も「享受」だと思っている。
の4パターンあり、そこからスタービンがどう認識していたかで更に8パターンに膨れ上がる。

 

職員が上記のような意図であえて包丁を患者の手の届くところに置いていたので無いとすると、スタービンが彼らの目を掻い潜ってシャバから密輸し、あの瞬間まで隠し持っていたことになります。

……しかし、何の為に?

スタービンには希死念慮があることを仄めかす台詞がある:「死にたくなる事もあります……」「それはそれで……幸せかもしれませんね……」 ので、彼はあの包丁で自殺する予定だった……あるいはそこまで行かずとも、自殺出来るようにしておきたかったのかもしれません。

世紀末を生きる我々が最後に頼れるのは生命保険でも年金制度でもない。その気になればいつでも死ねるという安心感だ。

引用元:『完全自殺マニュアル

 

惜しいところであり美味しいところでもあり……(ろくろを回す)

 

逆に上のような一幕も無く「ビッチ」呼びしているとしたら、残る可能性は「元性的奴隷という過去をめちゃくちゃライトに捉えている」くらいしか思いつかない。

 

味覚と性感についての論文を見つけようとして一時間半くらい格闘したんですが、見つけられませんでした。

 

これを主張したいがためにはてなブログとXをやっていると言っても過言ではないです。

 

別に用意していたとかでは全くなく、その場で適当に考えただけだとしたら、それはそれで恐ろしい。

 

最近はさらに悪化して、丁寧語かつ末尾に三点リーダーが付いている文章は全部スタービンの声で再生されます。スタービンに声など無いというのに……。

 

あれだけ食事シーンの多い作品でありながら「いただきます」という台詞が出てくるのがここを除くと8DAY、職員の「ロスターさん……いただきます……」しか無く、ネームドキャラでタイトル回収するのはスタービンのみという事実。

 

『いただきます』作者さんの他作品は『晴れた朝など二度とこない』『チンコリウム』しか把握出来ておらず、尚且つその二作品はそれぞれ「同じペンネームの別人作」である可能性が否定出来ないので何の情報も掴めていないに等しい。
元気にご活動されていれば良いのですが。

 

教授は「~したいか?」ではなく「~するべきか?」で考える人間であるため、「死にたい」という発想が端から存在しない。したがって彼が自殺を志向した場合、言語化されて出てくる台詞は「死ぬべきだった」となる。

◆教授
 でもね、
 殺さなかったなら食べなければよかったんだよ。
 食べずに死ぬべきだったんだ

引用元:『いただきます』

 

スタービンのことを恐ろしく特異な人間だと思っていたのですが、ここ最近は「あの状況において彼のような人間はありふれていて、むしろ教授の方が少数派なのではないか」という気もしてきています。

 

雑多垢のつもりで運用しているのですが、こうして振り返ってみると『いただきます』に関連しないツイートがほぼこれしか無くてビビりました。
今年プレイしたゲームで特に印象に残っている作品は『バタフライアゲイン』『サナトリウムの雌豚』『242polyrhythm』です。
「アダルトシーンを基準にシナリオが進行する為、物語の構成が掴みやすい」「レビューサイトの使い勝手が良い」「割引率の高いセールが頻繁に開催される」等の理由で専ら成人向けゲームを好んでプレイしているので、エロに偏れない話をしようとすると『いただきます』関連の話題しか出てこないんですよ。
まるで『いただきます』のことはエロい目で見ていないかのような言い草ですね。

 

「享十郎」にしようか「享十朗」にしようか一時間くらい迷いました。

 

『いただきます』がもし「教授固定ではなく、自由会話パートで一番話しかけた回数が多いキャラクターが8DAYに訪ねてきて屠殺される仕様」だったら……というテーマでよく妄想するのですが、どうしてもスタービンが最期の日にロスターに会いに来る理由が思いつかず、膠着しています。

 

>甘い味付けを好む
3DAYにてベントラーが「甘過ぎる」と評したゴキブリに「今日の味付けは僕好みだね」とコメントしていたことから挙げましたが、ベントラーの言う「甘い」が「砂糖や蜜 (みつ) のような味である。:デジタル大辞泉」ではなく「塩けが少ない。辛くない。:デジタル大辞泉」の意であった場合はこの限りではありません。
また「飢饉において甘味は貴重品」というのはそもそも平時でさえ甘味が贅沢品であった時代の記録を元にした話であり、人工甘味料が普及しているであろう近未来の飢饉に当てはめられるのかは微妙なところです。

 

しかし本編の彼にホスト要素は無いよな……ひょっとして教授に妙な執着を示していたのは「チャラ男、人生初めてのガチ恋」みたいなニュアンスの表現だったのだろうか……いや、施設に放り込まれる前の彼がある種の風俗業で生計を立てていたことを暗示しているのではないか……等と迷走していたのですが、最終的に「髪を伸ばしっぱなしにしている男性の立ち絵として選定した素材がたまたまホスト.pngというファイル名だっただけ」だと思い至りました。

 

尤も、ポケットに手を入れたまま腹を殴ることは出来ませんし、「見ての通り」僕に左手はありません……と言っているからには、常にあの立ち絵のように手を隠しているわけではないのでしょう。

 

■総括

はてなブログに登録し、『スタービンはなぜ教授の左手の小指を切り取ったのか?』を投稿してからおおよそ一年が経過しました。
「2DAY時点では教授の生死に無関心だったスタービンが8DAYのステーキにあれほど衝撃を受けていたのは3DAYで彼の小指を切り取って舌に乗せ、食べ物として認識してしまっていたから」
というひらめきを得てからアレを書くまで、何故か一年も寝かせていたので、実際には二年以上『いただきます』について考えていたことになります。考えていたというか、今も考えています。たぶん来年も考えていることでしょう。
2024年もよろしくお願いします。